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《排出のエラーたち》(2022–2023)

《排出のエラーたち》は、2022年から2023年にかけて制作した作品群である。私は長い間、摂食障害に苦しんできた。自分の胃の中、体の中が空っぽになっていく感覚を、身体が強く感じる。それは死に近づくことだと感じられる。 しかし同時に、その体を自分が感じるとき、強い生命そのものを自分自身の中に感じる。この矛盾こそが、私の生そのものであるという自覚があった。金属の板を叩いて立体的にしていく感覚も、この感覚に非常に近い。 兎と落ちている植物(実と椿)は、自分自身に重ねたモチーフである。

​人は日々、生きるための要素を摂って、排出をする。繰り返される生と死が自分を通り抜けて、私たちは生きている。

 

私は時に、この一連の行為がうまくできず、空っぽの自分の中に自らの命を実感することがある。その記憶は苦痛を伴いながらも、私を作ってきた。

本作では、モチーフの実に穴を開けて松脂を詰め、鏨仕事を施し、再び松脂を出す工程を何十回と繰り返した。それは私たちが生きることと酷似して、身体と精神の空洞を体現していた。そしてそれは私の形をして、私の救いだった。

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